SORACOM Conference 2016 “Discovery” レポート – A3 SORACOM のグローバル展開 #scd2016a #soracom
こんにちは、せーのです。今日は東京、西新宿にて行われているSORACOMのカンファレンス「SORACOM Conference 2016 "Discovery"」のレポートをお送りします。
SORACOM Conference 2016 "Discovery"
このエントリではA3トラック「SORACOM のグローバル展開」のレポートをお送りします。スピーカーは株式会社ソラコム 最高技術責任者 安川 健太氏、ゲストスピーカーとしてオプテックス株式会社取締役 兼)執行役員 事業戦略統括本部長上村 透 氏、株式会社小森コーポレーション取締役 兼 執行役員 経営企画室長 梶田 英治 氏です。
レポート
- これまではNTTネットワークの届く範囲でサービスをしてきた
- 世界各国のキャリアと連携して世界中で使えるSIMカードを実現
- 今までと同様のAPI制御が可能
- 主要国では低価格。欧米えは0.3USD/MB〜
- デバイスが繋がっている基地局の位置等が新たに確認可能に
- セッション履歴が残る。どこでネットワークがつながって、どこで切れたのかがわかる。
- 利用可能なサービス: 全サービス
オプテックス株式会社 上村 透 氏
- Internet of Sensing Solution(IoS)を推進
- IoTサービスには2種類ある。設備機器にネットワークをつけるのと、IoTを使って新しいサービスを提供するもの
- 管理方法も日本で管理するものと
- 防犯セキュリティのグローバル事情をお話したい
- イギリスは監視カメラ天国。それを監視するのが日常だが、何十万台もあるカメラを監視するのは不可能。
- センサーをトリガーにしてライブの映像を出し、アクションを促す会社を運営している
- 1500程度のモニタリングをしているが、月に5人ほど逮捕される
- 工事現場や普段使っていない別荘につける。ネットワーク環境がないのでモバイル通信でつける
- 今までは自分たちで契約をしていたが、今回SORACOMのグローバルSIMを使うことで繋げる部分は何もしなくて良くなった
- 遠隔監視の課題: できるだけデータを減らして効率化したい。センサーが正確に働かないと無駄なデータが沢山飛ぶことになる。誤報を低減することが基本。
- SORACOMのSIMは従量課金なのでセンサーにつけることはとても意味がある
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センサー自体は暗号化等の高機能な処理を入れることは難しい。そういう時にBeamが役に立つ
- 今まではセンサーを売り出すことでセンサーがインターフェースになっていたが、SORACOMを使うことでセンサーと通信サービスをセットで売り出すことができるようになった
- SORACOMと自社サービスを掛け算することでグローバル市場に新しい風を吹かせることができれば
SORACOMグローバル対応について
- SORACOMもマルチリージョン対応に
- SORACOMのリージョンポイントを「ランデブーポイント」と呼ぶ
- 現在はTokyoとFrankfurtの2箇所
- Globalでも豊富な接続オプション
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ランデブーポイント以外のリージョンと接続するには?: SORACOM doorを利用してVPN接続する
- 世界中のデバイスに直接アクセスするには: SORACOM Gateを利用する
小森コーポレーション 梶田 英治 氏
- 3割強しか本刷りの時間がない。生産性を上げたい、というのがIoTを始めたきっかけ
- 情報がスムーズに流れていない、というのが生産性が低かった理由
- 機器のデータをクラウドに上げて見える化するようにした
- 印刷機だけ生産性をあげても全体の生産性は上がらない。前工程、後工程の作業とつながってこそ生産性があがる
- 課題を全て解決したのがSORACOM
- 印刷機は大きいので何かソフト的な障害が起きると人命に関わる: 閉域網
- 海外に展開できなくてはいけない: グローバル化
- 既存の顧客展開に影響がないように
- 今後は海外展開の拡大、双方向通信を期待する
まとめ
- SORACOMは世界中のニーズを解決したい
- SORACOM Global PoCキットを発売開始
まとめ
いかがでしたでしょうか。グローバルに展開する企業に取って東京でも海外でも同じプラットフォームで業務をこなせるSORACOMのグローバル化というのは待ちに待った対応なんですね。